矯正歯科・部分矯正

部分矯正とは?

 全体的にはそれほど歯並びに問題はないが、部分的に歯並びが気になる場合は部分矯正(Local Orthodonthic Tretment=LOT)を行います。全体矯正ほど時間がかからず、少し歯を矯正するだけで理想に近い治療を行うことが可能になります。

部分矯正の種類
エクストリュージョン ~歯牙の廷出

 歯肉に埋もれた歯の根を、上に引っ張り出す治療法です。歯を抜くことなく、クラウンの治療ができるようになります。

「メリット」
1. 歯を抜かずに治療ができる。
2. 治療後の歯が長持ちする。
3. 細菌感染しにくい環境にすることができる。(虫歯になりにくい。)

「デメリット」
1. 保険がきかない。
2. 治療期間が長くなる。(数か月)
3. かみ合わせを支える力が弱くなる。

イントリュージョン ~歯牙の圧下

 伸びてきてしまった歯を元の位置まで埋め込む治療法です。インプラントアンカーを用いる必要があります。

「メリット」
1. 歯を抜かずに治療ができる。
2. 治療後の歯が長持ちする。
3. 噛み合う歯を作るとき、スペース不足を解消することができる。

「デメリット」
1. 保険がきかない。
2. 治療期間が長くなる。(数か月~1年)
3. ミニインプラントが必要なため、外科処置を行わなければならない。

アップライト ~歯牙の整直

 傾斜して元の位置からずれてしまった歯をもとの位置に戻す治療法です。

「メリット」
1. 歯を抜かずに治療ができる。
2. 治療後の歯が長持ちする。
3. 細菌感染しにくい環境にすることができる。(虫歯になりにくい。)
4. 歯を作るとき、スペース不足を解消することができる。

「デメリット」
1. 保険がきかない。
2. 治療期間が長くなる。(数か月単位)
3. 少し複雑な矯正装置が必要となる。。